日本原燃は18日、青森県六ケ所村の再処理工場の放射線管理区域内にある精製建屋で、非放射性の薬液約2・5リットルが漏れたと発表した。原因は調査中で、外部への影響はないとしている。
原燃によると同日午前10時15分ごろ、巡視点検中の当直員が、タンクから薬液が漏れているのを見つけた。薬液はウランなどの純度を高める薬品を薄めるために使うもので、全てせきの内側にとどまっていた。同40分ごろ、薬液を採取する部分に容器を差し込むと漏れが止まった。
原燃は「原因の調査結果を踏まえ対策を講じ、再発防止に努める」としている。