気象庁は20日、夏(6~8月)の3カ月予報を発表した。気温は全国的に平年より高い見通しで、十分な熱中症対策を呼びかけている。梅雨前線が活発になる時期もあり、東―西日本では雨が多めの予想。近年は梅雨時期などの大雨の発生頻度が増えており、最新の気象情報に注意が必要だ。
気象庁によると、地球温暖化の影響で大気全体の温度が高いことや、偏西風が平年より北の位置を流れやすいことなどから、日本付近は暖かい空気に覆われやすい。
昨夏の日本の平均気温は、2023年と並んで1898年の統計開始以降で最も高くなった。気象庁は、今年は平均気温が記録的な値になる可能性は低いとしている。