暖かい空気の影響で、20日は日本の広い範囲で気温が上がり、今年最も暑くなった地域が相次いだ。山梨県大月市で34・2度、東京都八王子市で33・5度を記録するなど、全国914の観測地点のうち、最高気温が30度以上の真夏日となったのは午後5時時点で、210地点に上った。東京都心も31・1度で今年初の真夏日になった。
気象庁によると、上空の暖かい空気が大陸方面から日本付近に流れ込んだ他、晴れたことなどが影響した。21日も暑くなる地域が多い見通し。暑さに体が十分に慣れていない時期のため、熱中症に注意が必要だ。
他に20日に気温が高くなったのは、福岡県糸島市、兵庫県朝来市の和田山で33・0度、大分県日田市で32・9度など。全国の8地点で、5月として1位の記録となった。大阪・関西万博が開かれている大阪市は28・7度で今年最高だった。