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汚染手袋で顔触れたか 原発作業員被ばくで九電

2025/05/20 17:48

 九州電力は20日、定期検査中の玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の管理区域内で10日に男性作業員が内部被ばくしたのは、防護具を脱ぐ際に放射性物質で汚染された綿手袋で顔付近を触れたことが原因と推定されると発表した。今後は、汚染レベルの高いエリアでの作業後、綿手袋を取りかえる再発防止策を講じる。

 男性は10日午前に原子炉容器上部のふたを清掃した後、鼻付近で汚染が確認され、11日に内部被ばくと判断された。

 九電によると、顔面を覆うマスクを取り外す際に放射性物質が鼻下に付着し、男性が吸引した可能性も否定できないという。マスクを取り外す前に、ぬれた紙タオルでマスクの表面を拭き取る防止策もとる。

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