全国農業協同組合連合会(JA全農)は20日、備蓄米の地域別の出荷状況を明らかにした。関東甲信には全体の35・9%に当たる3万859トンを届けたが、中四国や九州・沖縄など西日本に遅れが目立つ。地域差は鮮明で「東高西低」の状況が明らかになった。
JA全農は備蓄米の大半を落札。3月に落札された計2回のうち、今月16日までに8万5955トンを出荷した。備蓄米倉庫が東北や北海道に集中、西日本への輸送に時間がかかっている。
東海に8425トン、近畿に1万4891トンが到着。中四国は5850トン、九州・沖縄は7356トン、北海道は5271トン、東北は8928トン、北陸は4375トンが届いた。