温泉文化の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録を求める知事の会は20日、東京都内で会合を開いた。これまでの44道府県に加えて新たに東京、宮崎、沖縄の3知事が参加し、全47都道府県で2028年の登録を目指す方針を確認した。
会長を務める鳥取県の平井伸治知事は会合後、取材に応じ「方向性を一つにして動けば、エンジンを最大限吹かすことができる。(登録への)道筋を確かなものにしたい」と述べた。
知事の会は22年に設立。各地の温泉の歴史や文化的価値、保全への課題などの調査を進めており、6月ごろ報告書を取りまとめる。