「第７５代横綱大の里」決定へ　全勝逃すも初日から強さ

　大相撲夏場所千秋楽の２５日、２場所連続優勝を果たした大関大の里（２４）＝本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋＝の横綱昇進が事実上決まった。番付編成を担う日本相撲協会審判部が八角理事長（元横綱北勝海）に昇進を諮る臨時理事会の開催を要請し、理事長は受諾。２６日の横綱審議委員会（横審）への諮問も決め、昇進へ動き出した。

　初の綱とりに挑んだ大の里は初日から圧倒的な強さを発揮し１３日目に４度目の制覇を決めた。千秋楽は横綱豊昇龍に敗れ、初の１５戦全勝は逃した。

　横審は出席委員の３分の２以上が賛成すれば推薦が決まり、２８日の番付編成会議と臨時理事会で「第７５代横綱大の里」が誕生する。