関経連会長、万博成功へ「努力」　続投で意欲

　関西経済連合会は２６日、定時総会と理事会を開き、会長を８年務めた松本正義氏（住友電気工業会長）を再任し５期目に入った。大阪・関西万博の誘致段階から中心的な役割を担う松本氏は総会後の記者会見で「新しいスタートラインに立ったつもりで成功に向けて引き続き努力を尽くす」とあいさつした。

　松本氏は万博来場者の満足度が高く「これほど華やかで多様性に富んだ万博は久しぶりではないか」と手応えを語った。運営面では入場券販売を伸ばし「赤字を出さないことが非常に重要だ」とした上で、日本国際博覧会協会の想定来場２８２０万人に届けば「大成功だ」との見解を示した。