政府が、米国の高関税政策を巡る4回目の日米閣僚交渉を、米東部時間30日に米ワシントンで実施する方向で調整していることが26日分かった。赤沢亮正経済再生担当相が訪米し、ベセント財務長官と協議する。23日に米通商代表部(USTR)のグリア代表らと会談したのに続いて2週連続となる。
日本政府は、6月中旬にカナダで開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて開く日米首脳会談で合意する日程も視野に入れる。外交関係者によると、サミットまでに5回目の閣僚交渉を行う可能性もあるという。
ベセント氏は23日の交渉を欠席していた。ベセント氏との話し合いで歩み寄れるかどうかが焦点となる。