航空需要の高まりに対応するため2029年3月末までの新設・延伸を目指す成田空港の滑走路工事に関し、成田国際空港会社(NAA)は27日、未買収地の確保を加速するため、国土交通省航空局長や千葉県知事、周辺自治体の首長ら計6人で組織する協議会を立ち上げた。
協議会は冒頭を除き非公開。終了後、NAAの田村明比古社長は報道陣の取材に「関係者での定期的な情報交換や緊密な連携によって、着実に前に進めたい」と話した。
NAAによると、3月末時点で工事に必要な用地の83%を確保。これまで地権者約1600人と話し合いを実施し、移転先の整備を進めてきた。