連合は27日、東京都内で記者会見を開き、全国的な賃上げの波及の重要性を訴えた。芳野友子会長は「(地方に多い)中小組合の交渉はヤマ場を迎えている。これからが勝負どころだ」と話した。連合によると、春闘について47都道府県の地方組織の代表者が一堂に会し、合同で会見するのは初めて。
発言した連合広島の大野真人会長は「大手と中小の格差是正には至っていない」と指摘。連合北海道の須間等会長は「北海道は人口減少や少子高齢化が全国の中でも加速度的に進んでいる。苦しい中でも、最後まで取り組む」と意気込みを述べた。
会見に先立ち、JR東京駅近くで街頭活動も行った。