石破茂首相は28日、親日家の海外首脳らと官邸で相次いで会談した。埼玉大に留学経験のあるモンテネグロのスパイッチ首相は通訳を介さず、1時間半近く日本語でやりとりした。石破首相は「歴史に残る」と笑顔を見せた。14回目の来日となったルクセンブルクのアンリ大公には「これほど多くお越しいただく方は非常に珍しい」と歓迎した。
首相は、スパイッチ氏との会談で「価値や原則を共有する重要なパートナーだ」と述べた。人的交流促進に向け、来日するモンテネグロ人の短期滞在ビザ(査証)の免除措置を9月から始めると表明。同国が目指す欧州連合(EU)加盟に向けて支援を継続すると伝えた。