大阪メトロの河井英明社長は29日、大阪市で記者会見し、大阪・関西万博会場への来場手段となっている中央線の運行が止まったり、遅れたりするなど輸送障害が起きた場合は、臨時のバス輸送で対応すると発表した。帰宅時の交通手段を確保する目的で、会場と近くの駅を結ぶ。
中央線では4月22日夜に遅れが生じ、会場最寄りの夢洲駅構内に約4千人が一時滞留したことを受けて対策を講じた。河井氏は「(運転)再開までに時間がかかる場合には、会場から帰宅する人を対象に(バスで)お運びしたい」と述べた。
臨時バスは会場から、大阪メトロのコスモスクエア駅や弁天町駅、JR桜島駅それぞれと結び、状況に応じて運行する。