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「町が真っ赤に」と体験者 横浜大空襲から80年で集会

2025/05/29 18:49

 集会で空襲当時の様子を語る芦沢康江さん=29日午後、横浜市

 横浜の市街地で多くの市民が犠牲となった横浜大空襲から80年となった29日、「横浜の空襲を記録する会」が市内で集会を開いた。当時学生だった同市の鈴木康弘さん(93)が「町が真っ赤になっていた。その時の光景はものすごかった」と体験を語った。

 「空から、がらがらという音が聞こえた。腰を抜かしそうになった」。当時、自宅近くにいて、町が燃えさかる中、防空壕に駆け込んだ。B29爆撃機が去った後、焼けただれて倒れている人や川に浮いている人を見たという。

 横浜市によると、1945年5月29日、B29爆撃機が横浜市街地へ焼夷弾を投下。直後の公式発表では死者は3600人以上、重軽傷者は1万人を超えた。

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