フジテレビの第三者委員会が元タレント中居正広氏の「性暴力」を調査報告書で認定したことを巡り、第三者委と中居氏側の見解が異なる問題で、中居氏側の代理人弁護士が30日、第三者委に証拠開示と釈明を再度求める文書を公表した。
文書では、第三者委が性暴力の事実認定に用いた世界保健機関(WHO)の定義について「公衆衛生上の予防や調査を目的とした概念であり、個別事案を判定するための法的指標ではない」と指摘。「『性暴力』というレッテルを貼ったことは重大な人権侵害」と主張し、事実認定に使用したヒアリング記録や証拠の開示などを求めている。