四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)で過去に発生したトラブルを学び、現場の技術力の維持・向上につなげようと、同社が30日、新たに設置した従業員向け研修施設「トラブルからの学び舎」を記者団に公開した。過去の15事例の概要や原因、対策などを動画やパネルで分かりやすく紹介。6月9日から運用を開始、一般からも予約の上で団体見学を受け付ける。
1、2号機の廃炉で実務経験を積む機会が減る中、従業員も世代交代しており教訓を継承する重要性が高まり、整備に至った。施設ではトラブルなどの事例を学び、同僚らと対応策を議論できるようにしている。