• X
  • facebook
  • line

エレベーター事故から19年 母「全ての安全対策、諦めない」

2025/06/03 17:13

 市川大輔さんの遺影に向かい手を合わせる母正子さん=3日午後、東京都港区

 東京都港区の区民向け集合住宅で2006年、都立高2年市川大輔さん=当時(16)=がシンドラーエレベータ社製のエレベーターに挟まれ死亡した事故から19年となった3日、港区のホールに献花台が設けられ、多くの人が手を合わせた。母正子さん(73)は「息子の命を教訓に、全ての安全対策が取られるまで諦めない」と決意を述べた。

 事故は、エレベーターの扉が開いたまま急上昇し、降りようとした市川さんが挟まれ死亡した。

 正子さんは事故後、真相究明と再発防止を求める署名を集め国に提出。国は09年、新規着工のエレベーターへの二重ブレーキ導入を義務付けた。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line