中国当局が民主化運動を武力で弾圧した天安門事件から36年となるのを前に、東京の衆院議員会館で3日、犠牲者の追悼集会が開かれた。民主化運動に関わり、2010年にノーベル平和賞を受賞、17年に事実上獄中死した劉暁波氏の業績を回想し、登壇者は「劉氏のことを忘れず、自由を勝ち取ろう」と訴えた。
在日中国人や香港人らが多数参加し、キャンドルライトをともして黙とうした。登壇した香港出身の人権活動家、潘嘉偉氏は「毎年、天安門事件を思い出すことは重要だ。劉氏の遺志を引き継ぎ、中国の民主化と自由化のために諦めず努力しよう」と呼びかけた。