伊勢神宮(三重県伊勢市)の社殿を建て替える2033年の「式年遷宮」に向け、ご神体を納める器に使う神木を運び入れる儀式「御樋代木奉曳式」が10日、前日の内宮に続いて外宮でも行われた。法被姿の市民らが、重さ2トン近くある神木を載せた台車を綱で引き、伊勢市内を約2キロ練り歩いた。
約2時間かけ、3本の神木が外宮の入り口に到着。神職らに引き継がれ、おはらいを受けた後、外宮内の建物に安置された。神木は3日に長野県上松町、5日に岐阜県中津川市で伐採後、岐阜、愛知両県の神社などを経由し陸路で輸送された。
20年に1度の式年遷宮は、今回で63回目。