関西電力は10日、大飯原発3号機(福井県おおい町)が6月からの定期検査を終え、営業運転を再開したと発表した。8月14日に原子炉を起動させ、最終段階となる調整運転をしていた。
関電によると、定検中の8月19日、2次系配管を冷却するために海水を循環させるポンプに油を供給する装置から、約10リットルの油が漏れるトラブルがあった。装置の土台が腐食し、油が通る配管に亀裂が生じたことが原因とみられる。部品を交換するなどし、9月6日に復旧した。環境への影響はないという。
定検では、燃料集合体193体のうち73体を取り換えた。次回定検は来年10月の予定。