仕事や勉強時以外の自由時間でスマートフォンなどの使用について1日2時間以内を目安とするよう全住民に促す条例案が、愛知県豊明市議会の建設文教委員会で16日、可決された。委員6人による採決は賛成、反対ともに3人の同数で、委員長が賛成した。22日の本会議で採決される。可決されれば来月1日に施行。
条例案は、18歳未満の子どもは「十分な睡眠時間の確保が心身の成長に不可欠」とし、小学生以下は午後9時、中学生以上は午後10時以降の使用を控えることも求めている。
委員会では「子どもの健全な育成支援の理念を示している」と賛同意見が出た一方で「条例の根拠が不明だ」との指摘もあった。