日本製鉄関西製鉄所(大阪市此花区)の工場で昨年8月、清掃会社社員の男性=当時(58)=が重さ約250キロの鉄板の下敷きになって死亡する事故があり、府警は、安全管理を怠ったなどとして業務上過失致死容疑で、一緒に作業していた50代男性と日本製鉄の元工場長の40代男性を書類送検した。捜査関係者への取材で29日分かった。
捜査関係者によると、事故当時、亡くなった男性は2人組で不純物や汚水を一時的にためる空間「排水ピット」を清掃していた。男性が立て膝の状態で作業中、仕切りとして設置されていた鉄板が男性に向かって倒れてきたという。
