【ハーグ共同】オランダで29日、下院(定数150)の総選挙が投開票された。オランダ公共放送の出口調査によると、中道リベラルの民主66が最多の27議席を獲得。前回下院選で勝利した極右の自由党(PVV)が25議席で続き、第1党の座を失う見通しとなった。単独で過半数を獲得する政党はないため、民主66が主導し連立政権樹立に向けた協議が始まる。
過激な反イスラム・反移民主張で知られるウィルダース党首のPVVは6月に連立政権から離脱して政権崩壊を引き起こしており、主要政党はPVVとの連携を拒否する構え。PVVの政権入りは困難視されている。
