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無形文化遺産に6件追加へ 4県の祭りや福井の和紙

2025/11/11 06:55

 パリにあるユネスコ本部の看板(AP=共同)

 文化庁は11日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産となっている「山・鉾・屋台行事」に茨城や富山など4県の祭りを、同じく登録済みの「和紙」に福井県の「越前鳥の子紙」を加えるなど、計6件を追加するようユネスコ評価機関が勧告したと発表した。12月8~13日にインド・ニューデリーで開かれるユネスコ政府間委員会で正式決定する見通し。

 日本政府が2024年3月、ユネスコに6件を追加申請していた。このうち山・鉾・屋台行事に追加する4件は、茨城の「常陸大津の御船祭」、新潟の「村上祭の屋台行事」、富山の「放生津八幡宮祭の曳山・築山行事」、滋賀の「大津祭の曳山行事」。このほか畳づくりの工程の一部「手織中継表製作」を無形文化遺産「伝統建築工匠の技」に加える。

 6件はいずれも、遺産登録の後に国の重要無形文化財に指定されるなどしており、文化審議会が23年12月、追加登録の候補に選んでいた。

 日本は新たな登録候補として「書道」を既に申請しており、26年に登録審査を受ける予定だ。

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