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2026年 午年は滋賀で馬三昧 滋賀は1300年前からずっと馬大国!

2025/12/08 15:00

  • 滋賀県
日本初も、神事も、体験も、癒しも、すべてがそろう

2025年12月8日
滋賀県

2026年 午年は滋賀で馬三昧 滋賀は1300年前からずっと馬大国! 日本初も、神事も、体験も、癒しも、すべてがそろう

 2026年の干支は「午(うま)」です。滋賀県で「馬」といえば、競走馬たちがレース前にトレーニングをする日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニング・センターが知られていますが、それだけではありません。実は、滋賀県は「馬といえば滋賀、滋賀といえば馬」といっても過言ではないほど、馬と縁のある県です。

 歴史を紐解けば、1300年以上前に日本初の国営牧場がおかれたとされる滋賀。その場所は神社となり、今なお、珍しい古式競馬の神事が執り行われ、神社の馬場を活用した牧場では日本在来馬による流鏑馬の体験もできます。また、古くから軍馬として、人の移動や荷物運搬などの役馬として、近江の国を行き来した馬。県内各地には、馬にまつわる神社や神事が多数存在し、仏像も残されています。さらに、馬のまち栗東をはじめ、県内には、馬とふれあえる場所や、馬を眺めながらティータイムを楽しめるカフェ、馬車や乗馬でのお散歩ができるスポットもあり、のんびりとした馬時間を楽しめます。

 2026年の午年は、ぜひ滋賀で馬三昧をお楽しみください。日本初も神事も体験も癒しも、馬にまつわるすべてが、滋賀県にはつまっています。

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M103190/202512080530/_prw_OT1fl_HWsyv514.png

1.馬にまつわる神社・神事スポット

◼︎賀茂神社(近江八幡市)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O5-0BoUA1qV

古式競馬が残る「馬の聖地」

賀茂神社は、古来より「馬の聖地」「馬の守護神」として信仰され、1300年以上前の奈良時代、天智天皇により日本で初めて馬の国営牧場が築かれた地にあります。全国で2ヵ所しか残されていないとされる古式競馬神事「足伏走馬(あしふせそうめ)」が継承されており、現在の競馬の原型を示す貴重な文化財となっています。

●足伏走馬

毎年5月6日に行われる大祭「賀茂祭」で、境内の馬場にて実施される競馬神事。平安時代の宮中行事が伝わったとされています。この神事は「七頭の馬、七番の神事」ともいわれ、400メートルの直線コースを、7頭の馬が2頭ずつ走り、トーナメントで順位を決定します。レースの様子は迫力満点です。

●馬上武芸奉納祭

毎年11月第2日曜日に行われる神事。古来の衣装をまとい木曽馬などの日本在来馬に乗って、競べ馬(くらべうま)や流鏑馬(やぶさめ)など人馬一体の演武が神様に奉納されます。

[問い合わせ先]

賀茂神社 

TEL: 0748-33-0123、MAIL:kubota@kamo-jinjya.or.jp

〒523-0058 滋賀県近江八幡市加茂町1691

https://kamo-jinjya.or.jp/

 

◼︎日本の馬 御猟野乃杜牧場(みかりののもりぼくじょう)(近江八幡市)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O6-8YF583vM】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O7-Fs5nuA1L

日本在来馬に乗って流鏑馬体験

「馬の神社」として知られる賀茂神社の馬場を拠点に、日本在来馬の保存と普及に取り組む牧場。希少な在来馬に乗って、流鏑馬や和式乗馬を体験できます。

●流鏑馬体験

引き馬で馬の背に乗り、弓を引いて的を射る流鏑馬を体験できます。参加は小学生以上となります。

●琵琶湖外乗(そとのり)

琵琶湖の砂浜や湖岸の神社、田んぼの真ん中に伸びる道など、滋賀の自然を満喫できるルートを馬と一緒に進みます。冬季以外は、馬と一緒に琵琶湖に入る体験も楽しめます。

体験料:

・ひき馬(5分程度): 1,000円

・神社参拝お散歩(1時間程度): 6,000円

・流鏑馬体験(1時間): 6,000円

・琵琶湖外乗2時間: 21,000円

・琵琶湖外乗3時間: 28,000円

※2時間以上の乗馬コース:ご自身の傷害保険等加入または1日単位で入れる保険の加入が必要。

[問い合わせ先]

日本の馬 御猟野乃杜牧場 

TEL: 0748-43-0410、MAIL:mikarinobokujo@gmail.com

〒523-0058 滋賀県近江八幡市加茂町1780

http://kansai.me/mikarinobokujo/

 

◼︎馬神神社(うまがみじんじゃ)(長等神社内)(大津市)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O8-Y9K81if2】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O9-7UH4sBk3

競馬・乗馬関係者が通う「馬の守護神」の神社

 古来より牛馬の守護神として、全国の三馬神社のひとつに数えられる馬神神社。豊臣秀吉が参詣したと伝わり、江戸初期には牛馬の悪疫流行時に神札が諸国に領布され、平癒を祈願した記録も残ります。現在も東北・関東・甲信など牛馬文化の盛んな地域をはじめ、競馬・乗馬関係者や馬の愛好家の参拝が多くあります。社務所では、かわいい馬みくじをはじめ、馬のお守りや馬蹄キーホルダーなどの授与品も用意されています。

[問い合わせ先]

馬神神社 

TEL: 077-522-4411、MAIL:nagarajinja@gmail.com

〒520-0034 滋賀県大津市三井寺町4-1

http://nagarajinja.net/umagami/umagami.shtml

 

 ◼︎大荒比古神社「七川祭」の流鏑馬(高島市)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O10-tUlOZf8y

湖西随一の馬祭り

 「七川祭」は、13世紀創建と伝わる古社・大荒比古神社にて、毎年5月4日に行われる、湖西随一の馬祭りです。祭りでは、神輿の渡御をはじめ、馬が勢いよく馬場を駆けて旗の的を射抜く流鏑馬、そして的を担いで練り歩く奴振(やっこふ)りなどが行われます。

 その歴史は古く、鎌倉時代に佐々木高信(たかのぶ)が佐々木氏の祖神を勧請して大荒比古神社に合祀し、以来、出陣の際には戦勝を祈願し、凱旋の際には感謝の意を込めて12頭の流鏑馬と12基の的を奉納したことが、この祭りの起源とされています。

[問い合わせ先]

大荒比古神社 

TEL: 0740-25-5000、MAIL:hisak73@yahoo.co.jp

〒520-1533 滋賀県高島市新旭町安井川844

https://ameblo.jp/oarahikojinja-official/

 

2.歴史から見る滋賀と馬の関係

◼︎彦根城馬屋(ひこねじょううまや)(彦根市)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O11-hxcE00h9】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O12-UhUUt128

井伊家が江戸時代に建てた巨大な馬屋

 彦根城の馬屋は、近世城郭に残る全国唯一の馬屋で、国の重要文化財に指定されています。江戸中期(1688-1703頃)に建てられたと考えられる、こけら葺きの屋根が美しいこの馬屋は L字型で、内部には藩主の馬など21頭を収容可能。床には、馬の糞尿を床下に落とすための構造も確認できます。

[問い合わせ先]

彦根観光協会 

TEL:0749-23-0001、MAIL:info@hikoneshi.com

●彦根城馬屋

〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町

https://www.hikoneshi.com/sightseeing/article/umaya

 

■湖北エリアに受け継がれる馬頭観音の信仰

 馬頭観音は、もともとインドの神であったのが、仏教に取り入れられ、仏教とともに奈良時代に日本に伝わったとされています。この姿は、観音菩薩が衆生を救うため、さまざまな姿に変化したうちのひとつでした。滋賀県内では湖北エリアの村々に多くの馬頭観音像が伝わり、今も地元の人によって大切に守られています。

① 山門自治会(山門公民館) 馬頭観音坐像(平安時代後期の作)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O13-CbDtk8gi

[問い合わせ先]

観音コンシェルジュ(高月観音の里歴史民俗資料館内)TEL:0749-85-2273

●山門自治会(山門公民館)

〒529-0724 滋賀県長浜市西浅井町山門924

https://kitabiwako.jp/spot/spot_10378

※地域の自治会で管理しておりますので、一般の方からの拝観はお断りしております。ご取材の場合は、必ず事前連絡をお願いいたします。都合に応じて対応を検討させていただきます。

② 徳圓寺 馬頭観音立像(鎌倉時代の作)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O14-13iItx7g

[問い合わせ先]

観音コンシェルジュ(高月観音の里歴史民俗資料館内)TEL:0749-85-2273

●徳圓寺

〒529-0722 滋賀県長浜市西浅井町庄1083

https://kitabiwako.jp/spot/spot_10374

※一般の方からの拝観はお断りしております。ご取材の場合は、必ず事前連絡をお願いいたします。都合に応じて対応を検討させていただきます。

 

3.馬とふれあえるエリア

◼︎「馬のまち栗東」の馬スポット

① 日本中央競馬会 栗東トレーニング・センター

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O15-35pwuCW5

G1馬を多数送り出してきた中央競馬の西日本エリアを担う調教拠点

 約150万㎡の敷地に複数の調教コース、坂路、スイミングプール、診療所などが整備され、2,000頭を超える競走馬が調教されています。

[問い合わせ先]

JRA関西広報室 

TEL: 06-7636-2860(代)火曜日は03-5785-7606(JRA報道室)

●日本中央競馬会 栗東トレーニング・センター

〒520-3085 滋賀県栗東市御園1028

https://www.jra.go.jp/facilities/tc/rittou/index.html

 

② ヴィゴラスステーブル(東近江市)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O16-VRNz0l1Q

馬も温泉でポカポカ疲労回復

 栗東からも近い滋賀県東近江市の自然に恵まれた場所にある、馬のトレーニングとリフレッシュのための施設。施設内にはダートトラックや馬場、ウォーキングマシンのほか、馬用温泉があるのが特徴。泉質はアルカリ成分含有の単純温泉で、疲労回復、神経痛、筋肉痛、皮膚病などに効果があるといいます。

[問い合わせ先]

ヴィゴラスステーブル 

TEL:090-7877-8000(受付は13:00~17:00)

問い合わせフォーム:https://vigsatime.wixsite.com/the-horse-jp/contact

〒527-0055 滋賀県東近江市瓜生津町745-1

https://vigsatime.wixsite.com/the-horse-jp

 

③ ほかにも、馬にまつわるトピックいろいろ

[栗東の街で!]

 栗東トレセンでは、日本競馬史上初の五冠馬として競馬ファンに愛され続けるシンザン号の馬像が、施設に訪れる人を出迎えてくれます。そして、トレセン内では、道路に「馬が来る」の標識も。

 栗東の街へ出れば、飛び出し坊やの“とび太くん”も乗馬スタイル、そしてマンホールにも馬が。

[馬術で!]

馬術競技でも優秀な成績をおさめている滋賀県。国民スポーツ大会では、滋賀県が男女総合(天皇杯)2連覇(2024年・2025年)を達成しました。また、滋賀県立栗東高等学校の馬術部は、2024年のインターハイ馬術競技大会で、39年ぶり2度目の優勝に輝きました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O17-7435QkNk】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O18-Ez8v20jA】 【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O19-H7YDHT1e】 

[栗東ホースパーク構想進行中!]

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O20-0E83JmQu

 栗東市は、馬とのふれあいゾーン(馬ミュージアム、ホーストレイルなど)、自然環境保全体験ゾーン(緑地、自然観察スポットなど)、栗東マーケットゾーン(芝生広場、地元産品の販売、地元食材を提供するレストラン・カフェなど)からなる栗東ホースパーク(栗東健康運動公園)の整備を計画しています。開園は2032年の予定で、市民が憩い、子どもたちが遊び、気軽に馬とふれあえる場所になる見込みです。馬の寿命は25~30年ですが、競走馬は5歳前後で引退するため、馬のセカンドキャリアに貢献する狙いもあります。

 

◼︎癒しを求めて“馬さんぽ”&“馬カフェ”へ

① 観光養老牧場 メタセコイアと馬の森(高島市)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O23-4kkTRe76

メタセコイア並木を馬車や乗馬で散策

 滋賀有数の観光地・メタセコイア並木のすぐそばに、2025年、観光養老牧場「メタセコイアと馬の森」がオープン。ロマンティックな雰囲気の並木沿いにて、馬さんぽ(乗馬)や並木馬車が楽しめます。敷地内では引退競走馬のサラブレッドやミニチュアホースなどがのんびりと過ごし、厩舎見学や餌やりなどのふれあいも可能。馬を眺めながら、ほっとひと息つけるカフェもあります。

[問い合わせ先]

メタセコイアと馬の森 

TEL: 077-584-5945(本社:TCC Japan)

MAIL:mhf@tcc-japan.com

〒520-1834 滋賀県高島市マキノ町寺久保833-1

https://tcc-japan.com/deposit/detail/?id=57

Instagram:@tcc_metasequoia_horse_forest

 

② ラクエドラゴン ホースパーク内カフェ バグース(BAGUS CAFE)(大津市)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O22-XMf5IlOe

サラブレッドと棚田の風景に癒やされる“馬カフェ”

 比叡山のふもと、伊香立(いかだち)に位置する乗馬クラブ「ラクエドラゴン ホースパーク」。このクラブは関西最大級の敷地面積を誇り、約80頭の馬を飼育しています。クラブハウスの2階には、誰でも利用できるカフェ「バグース」があり、テラス席からは棚田の穏やかな風景と、馬場をのんびり走る馬たちを眺められます。また、パーク内では、放牧中のミニチュアホースとふれあうことも可能です。

[問い合わせ先]

ラクエドラゴン ホースパーク 総務部

TEL: 077−598−3322、MAIL:s.nagata@lac-dragon.com

〒520-0352 滋賀県大津市伊香立下在地町字馬ノ瀬2008

https://lac-dragon.com/cafebagus

 

◼︎乗馬体験を楽しめるスポット

県内には、初心者でも乗馬を楽しめる乗馬クラブが多数あります。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512080530-O21-j1Q432a5

(写真は湖南馬事センター)

① ラクエドラゴン ホースパーク(大津市)

TEL: 077−598−3322、MAIL:s.nagata@lac-dragon.com

〒520-0352 滋賀県大津市伊香立下在地町字馬ノ瀬2008

https://lac-dragon.com

② 水口乗馬クラブ(滋賀県馬術連盟窓口)(甲賀市)

TEL: 0748-62-9568、MAIL:minakuchi@m-jouba.com

〒528-0005 滋賀県甲賀市水口町水口6382

https://m-jouba.com

③ 湖南馬事センター(甲賀市)

TEL: 0748-86-8006、MAIL:takanori.nakajima3803@gmail.com

〒520-3311 滋賀県甲賀市甲南町竜法師1818

https://konanbaji-jouba.com

④ M&S乗馬クラブ(乗馬クラブ クレイン姉妹提携)(東近江市)

TEL: 0748-25-5940、MAIL:info@rcmands.com

〒527-0001 滋賀県東近江市建部下野町16-1

http://www.rcmands.com

⑤ 栗東ホース具楽部(栗東市)

TEL: 077-558-4030、MAIL:horseclub@ritto.co.jp (事前予約必須)

〒520-3003 栗東市荒張1373-30

https://ritto-horse-club.jp

⑥ メタセコイアと馬の森(TCC)(高島市)

TEL: 077-584-5945(本社:TCC Japan)

MAIL:mhf@tcc-japan.com

〒520-1834 滋賀県高島市マキノ町寺久保833-1

https://tcc-japan.com/deposit/detail/?id=57

Instagram:@tcc_metasequoia_horse_forest

⑦ 御猟野乃杜牧場(みかりののもりぼくじょう)(日本和種)(近江八幡市)

TEL: 0748-43-0410、MAIL:mikarinobokujo@gmail.com

〒523-0058 滋賀県近江八幡市加茂町1780

http://kansai.me/mikarinobokujo/

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