昇格圏へ士気高く いわきFC、22日にアウェーで徳島戦
09/21 08:35
サッカーJ2のいわきFCは22日、アウェーの鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム(徳島県鳴門市)で徳島ヴォルティスと対戦する。いわきの通算成績は13勝7分け11敗で順位は20チーム中8位。徳島は12勝6分け13敗の12位。午後6時開始予定。
いわきは今節で勝利すると、他会場の結果にかかわらず来季のJ2残留が決定する。引き分けや負けの場合も、18位栃木SCの結果次第では同様にJ2残留が決まる。
6位との勝ち点差「1」
前節で敗れはしたものの、J1昇格プレーオフ圏の6位との勝ち点差はわずかに1だ。終盤に向けて加熱していくことが予想されるプレーオフ争い。目標の昇格に向け、チームは士気を高め直して次戦に臨む。
今週最初の練習となった18日の練習開始前、田村雄三監督がミーティングでチームの引き締めを図った。
敗れた前節はセットプレーから2失点。田村監督は1失点目に絡んだMF加瀬直輝(尚志高出身)を例に挙げ、「(対応の)甘さが失点を招いている」と課題を語る。「これからは流れからの失点はほとんどなくなってくる。セットプレーのクリアの質や相手へのあと一歩の寄せ、ちょっとしたポジショニングが大切になる」と改善点を挙げた。
細部に至る対応の徹底を求めたのに加え、内容はサッカーに向かう姿勢にまで及んだ。「練習がいい加減な選手は最後にそこで泣く。『後悔しないように今から準備しよう』と話した」と田村監督。「今日の練習はみんなすごく気合が入っていた。これを継続していきたい」と続けた。
課題を指摘された加瀬は奮起に燃える。「愛のムチをもらっている。頑張っていかないと」。守備面を見直し、武器とする攻撃面での貢献を誓う。「前節はいわきのクロス攻撃に対応した守り方を敷かれた。もっと良いタイミングを狙ってクロスを上げていきたい」と意気込んだ。(小磯佑輔)