念願の箱根ランナーとなって区間賞獲得の鮮烈デビューを飾ったが、後悔も味わった。 大学2年も昼は働き、夜は勉強に励み、合間に練習する多忙な毎日を送った。なぜか体が重く感じ、思うように走れなくなった。秋に診察を受けると貧血と診断された。ハードな生活に体が悲鳴をあげ、栄養バランスを考えずに偏った食生活を送ったからだ。 箱根駅伝が迫る中、回復するか不安だった。処方された薬を飲み、増血剤を打ったりした。食...
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