劇団四季を代表するミュージカルの一つ「ライオンキング」。私は、ヒロインのナラとしてステージに立っていた。舞台上から私の目を通して見える景色は、ミュージカルを楽しむ観客でいっぱいの客席。でも、ナラの目を通して見ると、広大なサバンナの大地が見渡せる―。そう思えるほど私は心の底からナラと一体になっていた。 見せ場の一つに独唱するシーンがある。ナラがこれから旅立つ決意と、未来への不安を歌声に乗せて響...
この記事は会員専用記事です
残り647文字(全文847文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。