育て方や勝ち方が分かって、心におごりが生じ、衰退という落とし穴にはまった。 2008(平成20)年以来、21年の優勝まで13年にわたり箱根駅伝の頂点から遠のいた。ただ、2位4回、3位3回に加え、全日本大学駅伝4連覇などの成績を挙げた。いつしか箱根駅伝を優勝する執念が薄れていた。安定志向が停滞につながったのだ。 気持ちの変化は行動に表れた。一番は朝練習のジョギングだ。30代の頃は一緒に走っており、...
この記事は会員専用記事です
残り694文字(全文894文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。