県作業療法士会長に就いて約10年後、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故が発生した。多くの方々が仮設住宅に避難し、作業療法士が果たすべき役割はさらに増えた。 そんな中、私は避難者の「食(食事、栄養)・動(運動)・楽(楽しみ、生きがい)」の改善を目指す「絆一座」の一員として南相馬市の仮設住宅を巡った。絆一座は、仮設住宅の一角で避難者らを診察する「絆診療所」の流れをくんで始まった取り組みだ。 診療...
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