妻と共にイタリアに渡ると、まず言葉の壁に苦しむことになった。しかも、仕事と家庭の両方でだ。イタリア語の参考書を購入し、独学で勉強したが、その程度では日常会話も困難な現実があった。 欧州の国々では基本的に母国語でしか会話できなかった。英語が通じるのは空港や、観光客が多く訪れる都市部のブランド店などだ。それ以外の場所は、イタリアならイタリア語だし、フランスであればフランス語しか通じなかった。...
この記事は会員専用記事です
残り567文字(全文767文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。