工場を移転したばかりの頃、組合の事務所にお客さまから一本の電話が入った。「会津山塩さんの塩を買ったのだが、以前買った同じ塩と比べて、しょっぱ過ぎる。こんな塩なら、もういらない」。県内在住と思われる女性からのご指摘の電話だった。 お恥ずかしい話だが、当時の私には女性のいう「こんな塩」がどんな塩を指しているのかさえ、よく理解できていなかった。わざわざ電話をかけてくださったくらいだから、よほど塩に思い...
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