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【6】震災機に見つめ直した 会津山塩企業組合代表理事・栗城光宏

2023/06/10 15:00

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東日本大震災を契機に山塩の役割を考え直すようになった。現在は「塩は人間が生きていくために必要なもの」と確信している

 東日本大震災は、多くの人たちと同じように、私にとっても転換点だった。山塩の役割について考え直すきっかけとなったからだ。 2011年3月11日。あの日も普段と変わらず、北塩原村の工場で従業員5人ほどと作業していた。午後2時46分、これまでに経験したことがない大きな揺れを感じた。ただ、すぐに逃げなくてはいけないと危機感を抱くほどの揺れではなかったため、作業を続けた。 程なくして何げなくテレビをつける...

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