山形市で働いていたころ、日本語ボランティアとして活動する中で、山形大で研究医として働くバングラデシュ人の医師と出会った。 日本の医療を学び、国を豊かにしたいという彼の熱意に感化された私は、実際にバングラデシュを訪れてみることにした。ほかのアジアの国でも貧困の側面を見る機会はあったが、そこは貧困の度合いがすさまじかった。骨と皮しかないような少女が、さらに痩せ細った赤ちゃんを抱いて物乞いをしていた。...
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