東日本大震災を一つのきっかけに、何かに導かれるように福島に来た。酒造りを楽しみながら刺激的な毎日を過ごしている。 2011年、震災の影響で1カ月遅れとなった慶応大の入学式に臨んだ。大学では勉強やサークル活動に励みたいと考えていたが、被災地の惨状を毎日テレビで見ているうちに、自分のためではなく、社会や他人のために時間を使いたいと考えるようになった。キャリア選択の時期に震災を経験した僕らの世代は、自...
この記事は会員専用記事です
残り668文字(全文868文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。