いわきFC新スタジアム、きょう整備候補地発表

　サッカーＪ２いわきＦＣのホームスタジアム整備を巡り、チームを運営するいわきスポーツクラブ（ＳＣ）の大倉智社長は２８日午前１１時から記者会見し、新スタジアムの整備候補地を発表する。記者会見の模様はいわきＦＣ公式ユーチューブチャンネルでライブ配信する予定。２７日、発表した。

　いわきＳＣは２０２３年６月に新スタジアム検討委員会を設立。企業経営者やまちづくり関係者らさまざまな立場のメンバーが議論を重ね、「人が集い『偶然の出会い』が生まれるスタジアム」など新スタジアムに求める基本理念をまとめた。いわきＳＣは、既存の地域資源と掛け合わせ、より経済効果を生み出す場所が望ましいとするＪリーグの考えも踏まえ、候補地の選定を進めてきた。

　現在のホームスタジアムの、ハワイアンズスタジアムいわきの収容人数は５０６６人で、昨季のホーム戦平均入場者は４２９０人だった。

　いわきＦＣはＪ１クラブライセンスを持っているが同スタジアムはＪ１、Ｊ２ライセンスの基準を満たしておらず、現在は「例外規定」が適用されている。規定では、６月までに新スタジアムの整備計画をＪリーグに提出し、２７年６月までに着工する必要がある。