会津若松市のパチンコ店「ビックつばめ会津若松店」で現金が奪われた事件で、強盗の疑いで逮捕された桑折町、専門学校生の男(19)について、福島地検は2日、盗みと建造物侵入の非行内容に切り替えて福島家裁に送致した。家裁は同日、15日までの観護措置を決定した。
地検などによると、男は会津美里町、同店従業員の男(23)=盗みと建造物侵入の疑いで逮捕=と宮城県多賀城市、アルバイト従業員の男(21)=強盗の疑いで逮捕=らと共謀し、8月12日、同店に侵入し、現金約2600万円を盗んだとされる。県警は盗まれた現金の額を約2800万円としていたが、地検は捜査の結果、約2600万円と認定した。
専門学校生の男はアルバイト従業員の男と共謀し、同店従業員に拳銃のようなものを突き付け、現金を奪ったとして強盗の疑いで逮捕された。その後、被害者とされていた同店従業員が強盗を装って現金を盗んだとして、建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕された。