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【戦後80年ふくしま】戦時下の会津、亡き父が残した映像記録…兵隊や市民の姿

2025/09/09 11:45

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喜代志さんの写真を手にする須藤さん。「戦争が日常生活に大きく影を落としていたことを知ってほしい」と話す
会津若松市を出征する歩兵第29連隊の映像の一場面。市民は国旗を振って見送っている(個人蔵、県立博物館寄託)

 終戦から80年を迎えた今、会津美里町の須藤勝衛さん(83)は自宅で見つけた9.5ミリフィルムの映像に亡き父への思いを重ねる。写真館の2代目で1993年に亡くなった父喜代志さん=享年(90)=が戦中に撮影したフィルムには、当時の会津若松市や同町の様子が残る。須藤さんは「父は戦中の記録を残したいという一心で撮影していたと思う。映像を通じて戦争が日常生活に大きく影を落としていたことを知ってほしい」と話...

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