リラックスメロディー流し巡回、10月から全署で実施　福島県警

　福島県警は１８日、パトカーの車載スピーカーから、鍵盤打楽器「ビブラフォン」のメロディーを流すパトロール活動を、１０月から全署で実施すると発表した。

　メロディーは「ドミレ・ソレド」の繰り返し。音色には心を落ち着かせる効果があるという。県警は６～８月、１６署で試験的な運用を行い、登下校時の通学路や、日中の住宅街などでメロディーを流したほか、クマが出没した地域のパトロールでも活用した。住民から「姿が見えなくても駐在さんが回っているのが分かる」といった声が寄せられたことから、安心感の醸成に一定の効果があったと判断した。

　今後は、被災地を中心に活動する特別警ら隊のパトカーでも活用するという。