• X
  • facebook
  • line

わな設置、警戒強化へ 喜多方市、クマ被害相次ぎ対策会議

2025/09/22 08:15

 福島県喜多方市山都地区で今月に入り、ツキノワグマによる人身被害が相次いだことを受け、市は21日、同市で緊急対策会議を開き、阿賀川の河川敷など目撃情報の多い場所にわなを設置し、被害防止に向けて警戒を強める方針を確認した。

 地元の猟友会メンバーでつくる鳥獣被害対策実施隊山都分隊や市から約20人が出席。わなの設置のほか、防災無線や情報メール配信サービス「あいべあ」、LINE(ライン)などを通じてクマの目撃情報を周知し、関係機関と連携しながらパトロールを強化していくことを申し合わせた。市は、山都地区以外でも対策に力を入れていく考えだ。

 山都地区では、5日に男性2人、20日に女性1人がそれぞれ除草作業中にクマに襲われ、けがをした。14日には民家の庭で飼っていた犬がクマに襲われて死んだほか、民家の網戸が破損する被害があった。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line