福島県いわき市は6日、いわきFCの新スタジアム計画で懸念されている津波、渋滞対策について議論する協議会の初会合を同市で開き、市担当者らが整備候補地とする小名浜港周辺の交通状況などを説明した。
協議会の名称は「小名浜港周辺エリアにおける防災・交通対策協議会」で、学識経験者や関係する団体、行政機関で組織する。市は協議会での検討を踏まえ、新スタジアム計画を巡る津波や渋滞、駐車場不足などの対策を考えていく。
この日は約50人が出席。市の担当者らが、小名浜エリアは休日の日中に施設利用者が集中するため、休日の試合時の交通処理が大きな課題だと説明。休日の交通状況調査内容を充実させることが重要と指摘した。
会合は今回を含め、年度内に4回の開催を予定。会長に就いた上林功氏(日本女子体育大教授)は「皆で解決法を考えていく場にしたい」と述べた。