現在の福島県が誕生して来年8月で150周年を迎えるのを前に、県は9日、県庁で県政150周年記念事業実施本部会議を開き、記念事業のロゴマークを決定した。ロゴマークは、150年の歩みと多彩な風土を描き、過去と未来をつなぐシンボルとして図案化された。来年1月から始まる記念事業などのPRに活用し、県政150周年の節目を盛り上げる機運醸成につなげる。
県が「ふくしまクリエイターズバンク」に登録されている本県ゆかりのクリエーターにロゴマークの制作を依頼。審査の結果、福島市の井上淳さん(三共印刷所)のデザインが採用された。山や湖、海といった本県の豊かな自然などをモチーフに、土地の記憶を胸に新しい時代へと踏み出す思いが込められている。
特設サイト15日開設
県は15日、県政150周年記念事業の特設ウェブサイトを開設する。本県の歴史的な変遷や来年1月から始まる記念事業の情報を紹介するほか、今後は150周年の記念誌やコンセプトムービーも公開する予定。
さらに県政150周年に合わせ、本県の魅力を発信していくため、行事や広報などに連携して取り組む県内外の市町村や民間企業、団体を「県政150周年記念・官民ネットワーク」に登録し、官民一体となって事業を展開する。登録した場合は、広報などにロゴマークを使用できる。
15日から特設ウェブサイトの登録申請フォームで申し込める。