バレーボールSVリーグ女子のデンソーエアリービーズは11日、福島県郡山市の宝来屋ボンズアリーナで東レ滋賀との開幕戦を迎える。昨季4位と悔しい思いをしたチームが目指すのは、悲願の日本一だ。開幕前日の10日、チームは同会場で最終調整を行い、初戦に備えた。
デンソーは今季、新入団選手4人が加わり、前衛の中央でブロックなど攻守の要となるミドルブロッカー陣を中心に戦力を増した。主将のリベロ川畑遥奈は「誰が出ても勝ちにいけるチーム」と、自信を示す。チームは速いテンポのパス回しから攻撃を仕掛けるスタイルを目指しており、川畑はリベロとして「(レシーブで)1本目の自分のパスからリズムをつくりたい」と語った。
辻健志監督は昨季7位の東レ滋賀の特徴にサーブの強さを挙げ、「サーブで点を取られないようにして、勢いを出させないようにしたい」と警戒した。シーズン開幕に向けて、「福島の皆さんとともに戦い、勝利をつかみたい」と意気込んだ。開幕戦は午後1時5分から。12日も同会場で同1時5分から、東レ滋賀と対戦する。