不動産賃貸のエリート(郡山市)は、17日に示した2030年までの5カ年計画で、複合ビル「エリートライズ」のほか、マンション「エリートヒルズ」と無人レンタルオフィスの計3施設を整備する方針を明らかにした。
ビルなどの建設予定地と、15日にオープンしたレンタルオフィスの所在地は【地図】の通り。
エリートヒルズは新業態のマンションブランドとして26年12月の完成を見込む。4階建てで1階に店舗、2~4階に単身者から家族向けまで15世帯分の賃貸住宅が入る。シャッター付きのガレージも設ける計画だ。
レンタルオフィスは、改装した5階建て商業ビルの1、2階部分に入る。無人運営が特徴で、43室を確保した。
12階建てのエリートライズは28年春に完成予定。1階に複数の飲食店を誘致し、2、3階はレンタルオフィス、4~12階は一般オフィスとする。2階の一部分は、JR郡山駅西口に続くペデストリアンデッキにつなげる。
創業55年式典で発表
ビルなどの整備計画は、郡山市の郡山ビューホテルアネックスで行われたエリートの創業55周年記念式典でお披露目された。金田義広社長は「郡山駅前に、あたらしい価値を。」とする同社のメッセージをパネルで紹介。「郡山駅前の活性化に最大限尽力していく」とあいさつした。
式典には200人余りが出席。郡山商工会議所の福内浩明専務理事の発声で乾杯した。エリートは1970年に飲食店として創業。その後に不動産賃貸業に転換し現在は不動産のほか駐車場やレンタルオフィス運営などの事業も手がける。