【マニラ共同】南シナ海の権益を中国から守るよう訴えるフィリピンの市民団体が28日、フィリピンが実効支配するパグアサ(英語名ティトゥ)島周辺に送った民間船の上で「連帯と平和の洋上コンサート」を開いた。市民団体は、中国海警局の船から追尾を受けたが、同島沖2カイリの領海内で公演を行い「任務を完遂した」とした。
市民団体によると、降雨のため公演は甲板ではなく船橋内で開催。フィリピンや韓国、インドネシア、マレーシアの歌手が出演した。国旗掲揚の式典も実施。近くに小型漁船団が集まってきて、歓迎を受け、燃料を配布したという。