石川県は30日、能登半島地震の影響で心身に負荷がかかり亡くなった「災害関連死」が新たに8人認定されたと発表した。地震の死者は石川、新潟、富山3県で累計600人となった。
死者の内訳は、建物倒壊などによる「直接死」が石川で228人。災害関連死が石川361人、新潟6人、富山5人。
石川県で災害関連死として新たに認定されたのは輪島市4人、七尾市2人、穴水町1人、中能登町1人。輪島市の90代女性は、車中泊や停電・断水した避難所での過酷な体験、慣れない土地での施設入所などで心身に相当な負荷が生じ脳梗塞を発症して死亡。災害との因果関係が認められた。