世耕弘成氏、自民復党へ意欲　首相交代の必要性に言及

　自民党旧安倍派の裏金事件を受け離党した世耕弘成衆院議員は２９日のテレビ朝日番組で、復党に意欲を示した。「政治の安定に貢献できる行動をしっかり取っていきたい」とも強調した。先の参院選和歌山選挙区では、世耕氏が支援した無所属新人の望月良男氏が当選し、自民候補が敗れた。

　世耕氏は番組で、２３日に西村康稔元経済産業相ら旧安倍派幹部３人と東京都内で会食した際、石破茂首相の交代が必要だとの認識で一致したと明かした。「われわれ４人だけの意見ではなく、党内の今の空気がそうなっている」と語った。

　連立組み替えの必要性も唱え、日本維新の会と国民民主党について「親和性が高い」と評価した。