日本国際博覧会協会(万博協会)は1日、大阪・関西万博の8月30日の一般来場者数は18万7449人(確定値)で、1日当たりの過去最多を更新したと発表した。30日は土曜日で、8月末まで入場できる「夏パス」の期限直前だったため、駆け込みで来場した人がいたとみられる。入場券販売枚数が30日時点で2千万枚(速報値)を超えたことも明らかにした。
これまでの来場者の最多は6月28日の18万4990人だった。高科淳副事務総長は、1日の記者会見で「来場者満足度に気を配り、日々の課題を改善したい」と述べた。
入場券販売は8月上旬に運営費の黒字化の目安とされる約1800万枚に到達。直近1週間の販売数は約73万枚で、高科氏は売り上げについて「好調だ」と評価した。
万博協会は、会期終盤は連日20万人超が訪れると想定。入場券を購入していても希望する日時の予約が困難になる懸念があるとして、早期の来場を呼びかけている。既に土日祝日を中心に予約枠の多くが埋まっている。入場予約ができない場合も入場券の払い戻しに応じないとしている。