仙台市で2024年、リフォームを担当した住宅に侵入し、住人の男性=当時(72)=に暴行を加え死亡させ、現金約1400万円を奪ったとして、強盗致死と住居侵入の罪に問われた無職佐藤加寿也被告(45)の裁判員裁判で、仙台地裁は3日、懲役26年(求刑懲役30年)の判決を言い渡した。
判決理由で榊原敬裁判長は、当時リフォーム会社に勤務していた被告が工事を担当した際、男性宅に多額の現金があり、1人で在宅する時間帯があることを把握し犯行に及んだと指摘。弁護側は「首を圧迫したのは短時間で強度とは言えない」と主張したが、被告は男性が高齢で足が不自由だと知りながら暴行しており「相応に危険な行為だ」とした。