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米海軍少佐に禁錮23年 福岡のホテルで妻殺害

2025/09/12 18:11

 オルセン被告の妻の遺体が見つかったホテル前に駐車する米軍公用車=2024年10月、福岡市中央区

 福岡市のホテルで昨年10月、米国籍の妻を殺害したとして、第2級殺人などの罪に問われた米海軍の少佐に、軍事裁判所が禁錮23年と除隊の判決を言い渡したことが12日、分かった。米海軍が同日、明らかにした。判決は10日付(米国時間)。少佐は事件当時、長崎県の佐世保基地に勤めていた。

 米海軍によると、少佐はクリストファー・オルセン被告。法廷審理は米カリフォルニア州サンディエゴの海軍施設で開かれた。オルセン被告は有罪を認め、妻の遺族に賠償金として葬儀代約1万ドルを支払った。

 今年10月に横須賀基地(神奈川県)で公判が開かれる予定だったが、有罪を認めたため期日が取り消された。現在はサンディエゴの刑務所に収容されているという。

 事件は昨年10月下旬、福岡市中央区のホテルで発生。米側が長崎県内でオルセン被告を確保した。米軍人や軍属、その家族の身体に関わる罪の第1次裁判権は米側にあると規定する日米地位協定に基づき、福岡県警が捜査に協力した。

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